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なんか企業が一風変わった入社式で新入社員の気を惹こうとしているけど根本的にズレている

真面目に語ってみた!

社長と新入社員

4月になり街には新入社員が溢れている。

最近の企業は入社式に力を入れているらしく、より個性的、独創的な入社式が増えているらしい。

先日のTVでも様々な企業の一風変わった入社式の様子をレポートしていた。

例えば入社式初日に社長と新人で旅行に行くとか、運動会のような入社式だとか。

言うまでもなく、こういった入社式の狙いは早い内に新入社員とのコミュニケーションを図り会社に慣れてもらうことだ。

それによって縦横のつながりが強くなり、新人同士の同期の絆もできるし、結果として仕事を円滑に進められるし、社内の風通しもウンタラカンタラ・・・。

いや、なんかさ、それ凄い無駄なことをしている気がするわ。

レクリエーションは無駄なのか?

確かにレクリエーションやら飲み会やらで既存社員と新入社員とのコミュニケーションが取りやすくなることは確かだろう。

そしてコミュニケーションが取りやすくなれば、仕事も円滑に進む可能性は増える。

それだけではない。

古い体質の会社は社員に対し『責任感』や『帰属意識』『忠誠心』『会社を成長させること』を求める傾向がある。

社員同士のつながりが強くなれば自然と会社に対しての帰属意識や責任感も強くなっていく。

だから積極的に会社側もコミュニケーションの場を提供する。という流れだ。

ここまでは何の問題も無いように思える。

・・・新入社員側の気持ちを無視すれば、だ。

そう、コミュニケーションを取りやすくなることにメリットを感じているのは会社側である。

問題は、新入社員側ははたしてそんなことを求めているのか?という点である。

そしてこのギャップこそが僕がレクリエーションが無駄だと思う理由である。

新入社員は何を求めているのか

僕は、新入社員は大きく分けて以下の2つのパターンしかいないと思っている。

「上昇志向」タイプまたは「仕事よりプライベート」タイプだ。

それぞれのタイプが会社に求めていることははっきりしている。

それは決してコミュニケーションなどではない。

1.上昇志向タイプ

このタイプは自信の成長を望んでいる。会社は個人の成長につながる場、機会、そして本人のキャリアアップへの道標や手助けをすればよい。

2.仕事よりプライベートタイプ

ルーチンワークを好み、あくまでもギブアンドテイクの関係性を保つことを求める。本人が仕事に対してやりがいを求めていないならば責任的立場へのキャリアアップの後押しは不要である。余計なお世話だ。

会社が社員を利用しようとするから社員に利用されるのだ

上記の分類が正しいとすれば、それぞれのタイプに見合った物を会社は提供すればよいのであって、過剰なコミュニケーションは不要であるはずだ。

にも関わらず、会社側は短絡的な手段によって会社への忠誠心や責任感を高めようとする。

それこそが、奇をてらった入社式やボウリング大会などのしょうもないイベントによるコミュニケーション、ではないのか。

いくら会社側が一方的にコミュニケーションを深めようとしても、それは新入社員が求めているものではないため、表面的なものに終わる。

社長と新入社員で社員旅行をしようが、花見をしようが、所詮は茶番である。

そんなところに力を注いでも効果は薄い。

はじめから社員を利用すると割り切っているなら、いくらでもサービス残業なり飲みニケーションなりを押し付ければいい。

ただしいつまで待っても社員は会社に対し帰属意識など持たないし、社員に反発されてもいきなり辞められても文句は言えない。

社員の意思を尊重するなどと耳障りの良い言葉を並べつつ、その実、会社側の都合を優先するから結果的に社員に裏切られることになるのだ。

会社に尽くす社員になって欲しいと言うならば、表面的なコミュニケーションを深めるのではなく、まず会社が社員に尽くさなければならない。

そもそも諸悪の根源は「会社」ではなく幹部社員

「会社」などという概念でごまかしているが、はっきり言えば会社の利益をもっとも享受している社長を始めとした幹部役員という個人こそが害悪の根源である。

彼らが自身の利益の為に社員を利用しようとする。しかし全ては支配しきれない。

その為、中間管理職と言う名の中途半端な存在を作り出す。

幹部役員の立場という餌と僅かながらの待遇をちらつかせ、社員の中の一部の人間に自ら自分たちを統制する役割を担わせる。

つまり奴隷に奴隷を管理させるのだ。

ネズミ講と同じで利益を最大限に享受しているのは一部であり、大半は会社に利用される側にすぎない。

にも関わらず、中間管理職と言う名の奴隷は自らを会社側の立場に置き、他の奴隷達を管理し、会社に尽くさせようとするのだ。

こうして今日も課長主催の新人歓迎会や花見大会が行われるのである。

全く会社組織とは良くできているものである。

責任感や仕事への取り組み方は本人が決めること

与えられた仕事を責任をもってやり遂げる。あるいは全力で仕事に向き合う。これはあくまでも本人の意志で決めることであり、会社が強制できる事では無い。

フリーランス外資系のように成果主義雇用契約なら可能だが、現実には大半の国内企業ではそのような契約にはなっていない。

精々、ボーナスや給料への査定に影響させるくらいの話だ。

明らかに業務に支障をきたすほどの無責任な行動や仕事への取り組みをしているなら別だが、大半はそれなりの作業はこなしているだろう。

それだけで十分会社としては利益が出ている。

極端な話、接客ならばそこに立っているだけでそれなりの役割はこなしていることになる。

それだけで給料をもらっていいの?という話だが、会社側は初めからその人件費も込で商品の代金として値段をつけ売っているのだ。

だが会社は図々しくも、社員に給与以上の働きを求める。

よく社員は給与の3倍の利益を会社にもたらさなければならないというが、凄まじい搾取である。

会社に対して一生懸命尽くしている暇があるならばその分自身の実力を付け、よりよい待遇の会社に転職するなり独立するべきなのだ。

あるいは最低限の役割をこなすだけで十分に会社の利益になっている(というより初めから利益の中から給与を配分している)のだから、雇用関係に従いドライに割り切って、それ以上を会社に還元する必要はない。

まとめ

少々まとまりに欠ける文章になってしまった。

会社側の思惑と新入社員側の思惑にギャップがあるままコミュニケーション、コミュニケーションと鼻息を荒くしても、残念ながらお互い無駄な時間を浪費するだけだ。

世の中には、社員の意志を十分に尊重しその結果として大きく成長している会社もわずかながらある。

会社、社員、顧客、3者がまさにWin-Win-Winになれる、そんな企業が増えていって欲しいものである。

おしまい