辞めたい人必見!零細企業を退職するときに覚えておくべき4つの注意点

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この記事を見てくれた君は、少なからず零細企業からの退職について興味が有ると思う。

会社を辞めたいって思っていても、実際にやめようとすると想像以上に大きなパワーが必要になるよね。

大手ならともかくも中小企業や零細企業は特にその傾向が強い。

『すんなり辞められるかな』『引き止めにあったりしないかな』『揉めたり嫌がらせされないかな』

君はそんな不安を持っていないだろうか。

実は僕も過去に2回、社員20人位の会社を辞めて転職してる。

で、実際にその時は結構苦労したんだよね。

そんな僕の実体験をもとに、退職の際の注意点やポイントをまとめてみたよ。

コレを読めば、迷っている君も明日にでもサクッと『お疲れ様です。あ、私退社しますわ』って言えちゃうこと間違いなしだ!

・なぜ中小(零細)企業を辞めるのは大変なのか

そもそもなぜ小さい会社は辞めるときに苦労するんだろうか?

そこには規模が小さい会社ならでは理由がある。

それらをわかりやすくまとめてみよう。

・小さい会社ほど社員一人あたりの負担が大きい

大企業と違って、小さい会社は当然社員一人ひとりの重みが違う。

これは会社としての売上、つまり一人あたりの企業利益に占める割合が多いということだ。

1000人の社員がいるならば1人位抜けても単純計算で0.1%しか売上が減ることはないけど、10人規模ならいきなり10%減だから、そりゃ会社としては手放したくないよね。

・社員を育てる為にかかるコストが大きいため、手放したくない。

会社にとっては社員に給料を払う代わりに、それ以上の利益を会社にもたらしてほしいと考えている。

で、実際に給与以上の利益を会社にもたらすためには、教育や実際の仕事を通して経験を積ませて社員の価値を上げなきゃいけない。

こうして、社員が1時間あたり生み出す金額が、払っている時給以上になって始めて会社にとってはその社員が戦力になる。

また、社員の募集をかけた時の宣伝費や、事務手続きに関する費用、先輩社員のOJTの人件費なんかも回収しなきゃならない。

その為には一般的に新人の場合なんかだと1年~3年という期間が必要と言われている。

■後輩が仕事で戦力になるまで何年必要だと思いますか?

平均 1.6年

1か月という回答から、5年という回答まで、幅広く寄せられた平均値として1.6年という結果になりました。

会社にとっては、いわゆるこの『初期費用』がかかるから、一度入社した社員はなるべく辞めさせたくないわけだ。

大企業なら大したことがない金額かもしれないけど、小さい会社にとっては大きいからね。

・過渡期の会社は人を増やしたい。停滞している会社は現状を変えたくない。

小さい規模の会社というのは、大きく分けて2つある。

  • 1つはまだ立ち上げたばかりの成長期の会社。

  • 1つは成長が止まっている会社だ。

前者の場合はまだ立ち上げたばかりで規模が小さいが、これから事業を拡大していく!という明確なビジョンがある。

後者の場合は会社としての成長が止まっていて、後はできるだけ長く会社を存続させたいという思いが強い。

成長したい会社にとって社員が辞めてしまうということは、少なからず成長へのブレーキとなる。

せっかくの事業拡大に水を差す形になるから、辞めてほしくないと考える。

一方、成長が止まっている会社というのは『安定』を求めて『変化』を避ける傾向にある。

そういった会社にとっても、社員が辞めるというのは『変化』になるからやっぱり歓迎されないよね。

・すぐに次のメンバーが集められるかどうか自信がないのでなるべく引っ張る

小さい会社の場合、社員を募集して実際に入社にまでこぎつけると言うのは、実は容易じゃない。

大手と違って、募集をかけても中々人が集まらないし、募集自体の費用負担も大きいよね。

また、これは以前の会社の採用担当の人に聞いた話なんだけど、実際に応募してくる人の中で書類審査でまず半分以上が落ちる。

で、実際に面接してみるとすぐに「こりゃダメだ」と思うのがまたその中の半分以上。

更に途中で辞退されるのも1/3くらい。

そして内定を出しても、入ってくれるのはその内1~2割程度なんだそうだ。

つまり100人応募が来てもそのうち入社する見込みがあるのはせいぜい3~5人位ってこと。

コレって相当効率悪いし、そもそも書類審査や面接自体すごい労力だ。

そりゃ一度入った人には辞めてほしくないはずだよね。

・僕が会社を辞める時に苦労したこと

最初に言ったように僕は今まで2社の会社を辞めている。

1社目は卒業後に入った会社で20名位のIT関係の会社。10年以上勤めた後に退社した。

2社目も同じくIT系の会社で同じくらいの規模。こちらは3年くらいで辞めている。

で、今は結局今は某大手会社にいる。

というわけで、この2つの中小(零細)企業を退職する時に僕が苦労した点をお伝えするよ。

1.当然のように引き止めにあう。

小さい会社の場合は、前述のように基本的には辞めさせたくないから、ほぼ確実に引き止めはくらうと思う。

「次の人が見つかるまでは」「今の仕事が一段落するまでは」などなど。

まあ、大企業であっても直属の上司位には「もう一度じっくり考えてみてくれ」位は言われるかもしれないけど。

その後の処理は事務とか総務部と淡々とやるだけだよね。

でも零細企業の場合は切実だから、必ず引き止められると考えておこう。

2.高確率で退職日の延長を打診される。

で、仮に一応了解されても、仕事の引き継ぎや代わりの人を見つけるって名目で退職日の延長を言われる。

はっきりいって引き止めと退社日延長はセットみたいなもの。もはやテンプレだね。

僕の場合、過去2回とも2~3ヶ月前には言ったにもかかわらず、半年先とか1年先とか平気で言ってきたからね。

挙句の果てに「転職してもいいけど、次の人が見つかるまでは新しい会社からここに通ってほしい」とか言われた。

寝言言ってんじゃあねーぞッ!コラァーッ

3.長期間働いていた場合、有休完全消化はかなり難しい

1社目の場合って10年以上いたから有休はかなり余ってて、退社の際にも上限の40日近く残ってんだよね。

実際に辞めるときにそれ使えればいいんだけど、現実的には難しいってのが実際の所。

というのも、もし40日を全部使おうとすると、ほぼ2ヶ月丸々休むことになる。

そうなると退社日が3ヶ月後でも実際に出社するのは残り1ヶ月とかってことになる。

ただでさえ退職日の延長とか言われてる状態で「有休全部消化するから実質的には今月いっぱいしか来ません。」とか言えなかったよ・・・。

4.大抵の場合、なんかしら文句を言われる

まあすんなり「そうか、残念だが仕方がない。次の職場でも頑張ってくれ!」なんてことはないよね。

「はあー。せっかく君には期待してたのになあ・・・」とか言ってくる。

まるでこっちが悪いことしているかのように言われるんだよね、実際。

(「途中で抜けるなんて責任感がない」等)

いや、別に会社をやめるのは別に悪いことでもなんでもないからね?

・退社の際の注意点

というわけで、僕の場合の苦労した点をお伝えした。

さて、次はこれらの実体験をもとに覚えておいてほしい『辞める際の心構えと注意点』を4つお伝えするよ。

これを予め抑えておけば安心だ。

1.何を言われてもこちらの意思を通すこと

まず大前提となるのが、最後まで自分の意志を貫くということ。

小さい会社の場合、辞める際には色々と小言を言われたり、説得されたり、場合によっては脅されたりするようなことがあるかもしれない。

また、逆に待遇を良くするとか、不満点は改善するとか言われたりするかもしれない。

でも、辞めると決めたら何を言われても貫きべきだと思う。

別に正面から拒絶する必要はなくて「そうですか。でも私の意思は変わりません。お世話になりました」というように相手の言葉を受け流すようにすればOK。

仮に退職を撤回して会社に残っても、一度退社を口にした事実は消えないので、相手の心に小さいトゲみたいに残ることになる。

そうなると『いずれまた辞める気かもしれない』と思われて信頼されなくなるし、そもそも本気で『辞めたい』と思った会社に残っても必ずまた辞める理由が見つかってしまうはずだ。

2.会社に悪いとか考える必要は全くなし

『退社=会社への裏切り』とかって考え方をいまだに持っている人がたまにいる。

昔の終身雇用とか企業戦士とかいう古い考えから抜け出せない人。

そういう人が上司だったり社長だったりすると、とにかく個人の都合より会社の都合を優先させようとする。

覚えておいてほしいのは『自分が辞めたら迷惑をかけることになる』なんてことは絶対に考えなくていいってことだ。

実際に自分が辞めることで、代わりの人を探したり、スケジュールや人員計画を調整したり、退社に伴う手続きがあったりと会社としての手間が発生することは確か。

でも、それって会社あるいは上司が本来担うべき役割の一つにすぎないんだよね。

だから『迷惑』なんてことを考える必要はなくて『こういった場合に当然会社、上司がやるべき作業』でしか無い。

定年までいたとしても、すべての社員は必ず最後は退社するわけだから絶対に避けて通れない作業といえる。

社員の役割と会社の役割、これを混同して責めてくるかもしれないけど、気にする必要は全くないんだよ。

3.まずは冷静に円満退職を目指すのが無難

会社を辞める事は決して悪いことでも何でもないし、遠慮する必要はない。

だけど、基本的なスタンスとしては円満退職を目指したほうがいいよ。

僕も色々と無茶を言われて、でも譲れないところはきっぱり断った。

けど決して意固地にはならずに、多少はこちらも譲歩して冷静に話したつもり。

最終的には送別会とかしてもらえて、後腐れなく辞めることが出来た。

ポイントは絶対に譲れない点を決めておいて、向こうから何かを言われても「そうですか」「こちらの意思は変わりません」「そこは譲れません」と上手くかわすこと。

根気よく続ければ、向こうが折れる場合がほとんど。

僕の場合は、元々決めていた退社日は譲らなかったけど、何日分かは有給消化は諦めた。

ここで感情的になったり、法律をかざして一方的にこっちの要望を突きつけるのはおすすめしないよ。

思いっきりこじれてケンカ別れになったり、裁判沙汰になるケースもあるらしいけど、やっぱり円満退職のほうが気分的にも楽だよ。

4.下準備は計画的に行う

さっきも言ったように、交渉が難航することを予想して、譲れる点譲れない点を整理しておこう。

また、不安な点があれば労働基準監督署に相談しておこう。

会社ルールや責任感なんて言葉を盾に平気で間違った事を言ってきたりするからね。

(当然だけど会社のルールよりも法律のほうが効力がある)

あと、可能ならば、辞めるって正式に伝える前に上司とかにそれとなく匂わせておくといい。

ここでかしこまって『相談』って形にしちゃうと変に説得されたりするのであくまでも、それとなくね。

予め雰囲気だけでもなんとなく伝えておけば、正式に話したときに割とスムーズに話を聞いてもらえる。

そのほか、事前にすこしずつ引き継ぎ用に自分のやってきたことや作業用の手順をまとめたり、整理しておいたほういい。

本来やらなきゃいけなかったのに、優先度が低くてついつい後回ししてた作業とかが見つかるかもしれない。

退社交渉の後にそういうのが上司に見つかったりすると、それをネタに責められる可能性があるからね。

あと、重要なのが事前になるべく隙を見て有休を消化しておくこと。

最後にまとめて取るって結構ハードルが高い。

・自分がいなくなっても会社は回る

最後に、覚えておいてほしいのは仮に自分がいなくなっても1ヶ月もすれば余裕で平常運転に戻るってこと。

かなしいけど、それが現実。

だからはっきりいって自分がいなくなった後のことを気にしてもあまり意味はない。

実際にスティーブ・ジョブズがいなくなったアップルだってちゃんと経営が続いているでしょ。

残念だけど1社員の影響力って意外とその程度のものなんだ、普通は。

まとめ

というわけで、僕の実体験をもとに中小(零細)企業を退職するさいのポイントをあげてみた。

最後に、もう一度おさらいしてみよう。

・小さい会社ほど辞めさせてくれないのは社員一人ひとりの占めるウェイトが大きいから

・拡大または現状維持にこだわるので、抜けてほしくない

・とは言え辞めるのであれば初志貫徹。何を言われてもブレないこと!

・それに辞めてもすぐに通常運転に戻るので、気にする必要はない

君が退職を意識しているならば、参考にしてみてほしい。

おしまい