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【pupa】メルヘンエログロホラー・奇才 茂木清香の世界観【眠れる森のカロン】

pupa

photo by pupa/茂木 清香

突然だが、君は茂木清香という漫画家をしっているだろうか。

あまりにも強烈な個性を放つ作品が多い、茂木先生(こう書くとアハ体験の茂木先生みたいだけど)。

今回はそんな茂木清香の魅力をご紹介しちゃうのだ。

茂木清香の作品の特徴

2017年4月現在、コミックとして確認できるのは4作品。

いずれも短編で3~6巻程度で程よくまとまっている。

さくっと読めるのであまり漫画を読まない人にもオススメだ。

一見すると少女漫画テイストの可愛らしい少年少女がメインの作品が多く、一部の層にはたまらない。

女性作家らしい柔らかなタッチのキャラクターが魅力で、どこか不思議な世界観の中、ほのぼのしたストーリーが展開される。

・・・ところがどっこい・・・っ!

そんなほのぼのしたキャラクターがいきなり惨殺されます!!

まあとにかく死ぬ。

ひたすらに死ぬ。

あっさり死ぬ。

すぐに死ぬ。

全作品で人が死にます。

しかもその死に方がぶっ飛んでる。

いきなり体が真っ二つにされたり、頭からバケモノに食われたり、包丁で滅多刺しにされたり。

さらにその際の擬音もやけに凝っている。音っていうか演出?見せ方?

というかそこ一番力いれてねえ?って感じ。

まあそんな感じの『可愛らしいほのぼのスタイル』→『スプラッタ&狂気のホラー』の急展開がたまらない。

しかもそれだけじゃないぜ?

この人の作品って最初にいきなり最初に謎だらけの世界観をぐわっと広げる。

「え?これどういう状況?」

「なんでこうなるの?」

「つーかなんかよくわからない用語がポロポロと・・・」

完全に読者置いてきぼり。

そしてその後、読み進めていくうちに徐々に謎が溶けていく。という展開。

MONSTERとか20世紀少年みたいに次から次へと謎が展開にするくせに中々核心に迫らなくてイライラする作品に比べると、短いこともあって結構テンポよく進む。

どや?

見てみたくなってきたやろ?

それでは次は各作品をざっくりと紹介しちゃおう。

各作品のざっくりレビュー

1.pupa

デビュー作にして代表作。

いい意味でも悪い意味でも最も荒削りで、多分いちばん固定ファンが多そう。

アニメ化もしているので名前を聞いたことがある人もいるかもしれない。

グロ&兄弟愛&バケモノ&美少女カニバリズムというもはや説明のしようがない作品。

ポイントは何と言っても全編に渡って描かれる可愛い妹キャラのほっこりするお食事シーン。

まあ要するにアレだ。

いわゆるグルメマンガだ。

クッキングパパとか美味しんぼが好きな人ならハマるだろう。多分。

2.スイッチウィッチ

なんか思春期の女の子らしい生々しいネタが多く、その筋の人は狂喜する。

つーかそれが物語のキーだったりする。

引き続き絵柄はかなり少女漫画テイストが強く、相変わらずヤンキーキャラがさっぱり迫力がないのはご愛嬌。

なんか色んな意味で直接的なグロが多い。

可愛らしいウサギさんがマスコット。

3.青の母

珍しく大人の男女がメインのお話。

それだけにエロスもグロスも大人っぽい。

現在続編が連載中。

最終巻の頃にはだいぶ絵柄も高水準になってきている。

なんか色々と言葉遊びが散りばめられている。

2,3回読み込まないと全容が理解できないかも。

4.眠れる森のカロン

全作品の中でも特にメルヘンポップな印象が強い。

なんかきゃりーぴゃみゅぴゃみゅみたいな世界観。

直接的なグロ描写はあまりなく、演出で語るタイプの作品。

全作品の中でも特に短く(全3巻)、読み切りみたいな感覚。

スタート時の謎だらけ感は一番強いがネタバラしも最速。

まとめ

そんなわけで、メルヘンエログロホラーという新しいジャンルを生み出した奇才、茂木清香をご紹介した。

なんつーかこのギャップは一時期『美人過ぎる銅版画家』として話題になった小松美羽とカブる気がする。

作者の顔見たこと無いけど。

ただまあハマる人はとことんハマりそうな独特の世界観。

どれもこれもそれぞれ特色が違うので、君も気になった作品から読んでみてはいかがだろうか!!

ちなみに僕が全作品みて思った率直な感想を一言で言うと

『ドイツもコイツも痛み耐性ありすぎだろ。僕ならあっさり精神崩壊しとるわ』

ってカンジだった。

まあ詳細は実際に君の目で確かめてくれたまえ。

どれも気軽に読めるので、Youも大人買いしちゃえよ!

※ただし「見るんじゃなかったわ・・・」と後悔しても責任は持てませんぜ。

おしまい