大人数になると会話できなくなるという人へ【参加する勇気】

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2~3人ならまだ大丈夫だけど、5人、6人と増えていくにつれ口数が減っていく。

ましてや数十人の集まりとかになると貝の様に口を閉ざして時間が過ぎるのをひたすら待つ。

「あー、早く帰りたい」

そう、僕です。

the・引っ込み思案の僕は、大人数の集まりが大の苦手。

少人数ならば、あるいは気の許せる友達数人ならば問題ない。

けれど知らない人が集まる場所では会話ができない。

そういう人って意外と多いと思うんだ。

まあ、こんなタイトルの記事だから、今見ている君も少しはわかってくれるよね。

僕も色々考えて、自分なりのコツを見つけたからちょっとここいらで共有してみようじゃないか。

※今回は、分かりやすく会話形式でお送りします。

・大人数の何が嫌なのか?

大人数 苦手

青年「・・・では改めて質問します。先生は大人数でも恐れることはないとおっしゃるのですね?」

鉄人「ええ。大人数だからと言って恐れることはなにもありません。そもそもあなたは大人数の集まりの何がいやなのですか?」

青年「そりゃそんな大人数の中でわたしみたいなミジンコが馴染めると思えない。自信がないからですよ!」

青年「例えば『50人位の知り合いが集まる飲み会があるから来ないか?』なんて誘われたとしましょう。

その時のわたしの脳内では以下のような討論が行われるでしょう」

ー脳内討論開始ー

50人とか嫌すぎる。もはや罰ゲームレベル。

そんな大勢の中でどう立ち回ればいいのか。

この時点ですでに手のひらにはうっすら汗がにじんでくるぜ。

だって50人ですよ50人?

多・・・!怖・・避・・・無理!!

馴染める 無事で!?出来る!?

否・・・死

ー脳内討論終わりー

青年「どうですか?わたしの場合、こんな感じの思考展開になります」

青年「要はそんなにたくさん知らない人がいる中で、楽しく過ごす自信がない。というのが理由です」

鉄人「なるほど、あなたは大きな勘違いをしてらっしゃるようだ」

鉄人「まずはその勘違いを叩き直して差し上げましょう」

青年「ほほう!面白いじゃありませんか!聞かせていただきましょう!」

鉄人「ではまず大人数の集まりにおける特徴をお教えしましょう」

・大人数の集まりにおける特徴

大人数 特徴

所詮大人数というのはいくつかの少人数グループの集まりにすぎない。

鉄人「例えば自由会話形式の場で20人、30人という数が1つの話題について同時に会話することはまずありませんよね?」

鉄人「実際には、細かいいくつかのグループに分かれて会話をしているはずです」

青年「確かにそうですね。多くの飲み会などの場合はそのような形になるでしょう」

鉄人「つまり100人だろうが1000人だろうが、実際の会話グループの単位としてはせいぜい多くても7、8人である。と言えるわけです」

青年「ははあ!先生のおっしゃりたいことがわかりましたよ!」

青年「つまり実際に目の前で会話する相手は少人数にすぎないのだから、イベントの総人数を気にする必要は全くない。と言うおつもりでしょう!」

鉄人「そう、その通りです。一度に相手をする人数以上は何人いても同じことなのです」

鉄人「モンスターハウスに入ってしまっても、廊下に移動すれば結局1対1なのです」

青年「いいでしょう。とりあえずは認めます。続けて下さい」

グループは流動的に変化する。

鉄人「飲み会に集まる人数が多ければ多いほど、その内部のつながりは緩くなります。疎結合です」

青年「なるほど、疎結合は大事ですね。前任者が拡張性が低いガッチガチのプログラムを組んでいるシステムの改造は、解析の時点で頭が痛くなります」

鉄人「例えばテーブルが近いなどの理由でたまたま少人数のグループができたとします」

鉄人「しかし、そのメンバーがずっと固定であることはなく、途中で誰かが増えたり消えたりと時間とともに増減を繰り返すものです」

青年「先月までいたはずのプロパーが、プロジェクトが火吹き始めた時点で一人だけさっさと消えてたりしますからね」

鉄人「時には2つのグループとまとまって1つになったり、メンバーが減ってグループ自体が消える場合もあるでしょう」

青年「確かに。使えないメンバ―ばかりのパートナーさんは、期の切り替えのタイミングでチーム丸ごと消えていたことがあります」

鉄人「いわばアメーバのように常に分裂と融合を繰り返している、と定義できます」

鉄人「それゆえグループからの離脱や参加が容易であるということは留意しておく必要があります」

鉄人「これはメリットともデメリットともいえるでしょう」

青年「デスマーチプロジェクトからの離脱は容易ではありませんけどね」

グループならば会話のネタに困ることはない

鉄人「さらにもう一つ。人数が多い場合のメリットがあります」

鉄人「1対1ならば、よく会話のネタが尽きて気まずくなるということがありますが、複数人グループの場合それが起こる可能性は相対的に低いものです」

鉄人「単純に人数が多いほど会話の引き出しは人数分増えますし、仮に場が静まってもその責任は分散されるので気まずさを感じにくくなりますからね」

青年「なるほど、たしかにそれはわかります」

青年「わたしもあまり親しくない人と1対1になると話題がなくて困るので、街で知り合いを見かけたりすると、気が付かないフリをします」

青年「たまに遠くから呼ばれたりすることがあるので、常にイヤホンをつけて対策していますよ!」

鉄人「従って知らない人同士のグループに入っても、その点を心配する必要はあまりないと言えるでしょう」

鉄人「ほおっておけば勝手に会話のネタは生まれるものですし、仮に話題が尽きてもあなたのせいではありません」

青年「そうです。いつもわたしが発言すると流れが止まるのはわたしのせいではないのです」

・実はそれほど恐れる必要は・・・にゃい??

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鉄人「いかがでしょうか。これらの特徴を意識してみると実はそれほど大人数と構える必要もないような気がしませんか?」

青年「ううむ・・・。」

鉄人「別に50人だろうが100人だろうが、その中で一人スピーチをしろ、と言う話でもその全員と仲良くなるべき、と言う話でもないのです」

鉄人「たえず変化する様々なグループに取り込まれるように、その場その場の小グループ内で立ち回れればよいだけなのですから」

青年「・・・ふふふ、ついに尻尾を見せましたね!このペテン師め!」

青年「まあ確かに1000人の集まりであっても実態は少人数の集まりにすぎない。という理屈は認めましょう」

青年「そしてそれが流動的であり、変化しやすい為、グループへの参加も離脱も比較的容易である。と言う理屈もわからないでもないです」

鉄人「そうでしょうとも」

青年「しかし!それだと色々なグループに馴染める社交性がないとやはり立ち回るのはむずかしいではありませんか!」

青年「違いますか!?どうなんだ!?この役立たずめ!」

鉄人「なるほど、言いたいことはわかります。しかしそれは論点がずれています。私は大人数を恐れるべきではないといってるのです」

鉄人「その場その場の少人数グループでの立ち回り方については、この後ご説明しましょう」

青年「手短に!手短にお願いします!」

・具体的な立ち回り方

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鉄人「さて、それでは実際の立ち回り方を考えてみましょう。例えば知らない人ばかりのバーベキューパーティーを例にしてみます」

鉄人「どこかの公園で50人位のバーベキューパーティーがあり、そこに誘われたとしましょう」

青年「バーベキューパーティー!!!」

青年「その単語だけで、ご飯3杯はいけるほどの不愉快な言葉ですね!」

鉄人「おやおや、あなたはバーベキューはお嫌いですか?」

青年「世界から消えればいいと思っていますよ!」

鉄人「フフフ、何かトラウマがありそうだ」

青年「ぐっ!ええい!さっさと始めてください!忌々しいサディストめ!」

鉄人「では早速・・・」

1.まずは少人数グループに参加せよ

鉄人「そもそも立ち回る、と言う言葉を必要以上に難しく考えすぎているのですよ、あなたは」

鉄人「先ほども言ったように大人数でのイベントと捉えるから難しく感じるのであって、小規模グループの集まりだと思えば気が楽になるでしょう」

青年「ま、気休め程度にはなるかもしれませんね!」

鉄人「まず最初にターゲットにすべきは2、3人程度のグループです。4人以上は難易度が上がります」

青年「なぜ?」

鉄人「2、3人までならほぼ1つの話題で全員で会話できるからですよ。4人以上になれば内部でさらに話題が2つに分かれる可能性があがります」

鉄人「そういう意味では2人グループに混ざって3人で会話するのがベストでしょう」

青年「・・・いいでしょう。認めます。お続けください」

鉄人「最初の話題は何でも構いません。とりあえず普通に挨拶から入ってなぜ参加したかとかどこから来たのかとか自分の自己紹介とか」

青年「要は当り障りのないクソつまらない表面的な会話から始めればいいわけですね」

鉄人「そうです。まずはお互いのことを知ることから始めなければなりません」

鉄人「が、個人情報を深堀する必要はありません。あくまできっかけであり最初の会話を盛り上げるための種火にすぎません」

青年「なるほど、その後は?」

鉄人「普通に」

青年「普通!?」

鉄人「後はまあ気が合うようなら話を続ければよいでしょうし、合わなければ適当なトイレでも行くふりをしてまた別のグループに合流すればいいでしょう」

鉄人「先ほども言ったようにグループからの離脱と別グループへの参加が容易、というのが大人数の特徴ですから」

青年「なるほど、ダメなら次へ、を繰り返していけばいいということですか」

鉄人「まあ、その位肩の力を抜くべき、と言うことです」

青年「しかし少人数グループばかりではないでしょう」

鉄人「そうですね、慣れてきたら、あるいは別のタイミングで4~5人のグループに行くべきタイミングが来るでしょう」

鉄人「その場合、どのようにグループに入っていくか悩むかもしれません」

青年「当たり前でしょう!教えていただけるでしょうね!!」

鉄人「もちろんです。正攻法としては以下の通りです」

ー鉄人が考える正攻法ー

(1)「ビールください」「お肉いただき―」「野菜キボンヌ」などと言って料理をきっかけにして物理的に輪に入る。

(2)その後、料理を食べながら周りの会話を聞き、適当なタイミングで、相槌、笑う、コメントなどを返す。

(3)もうその時点で君はグループに同化しているだろう!(ビシッ)

青年「馬鹿な!このわたしにそんなセリフを言えと!?こ、このエセ芸人が!!」

鉄人「ビールください位言えるでしょう」

2.重要ポジションをゲットせよ

鉄人「ともかく何とかしてグループに入れたと仮定して、次にそのグループでのベストポジションをお教えしましょう」

青年「そ、そんなものがあるのですか!?」

鉄人「ええ、バーベキューならではの鉄板が存在します。バーベキューだけに」

青年「ぜひ!ご教示ください!」

鉄人「ふふ、そう熱くならないでください。バーベキューだけに」

鉄人「ルイボスティーでもいかがです」

青年「ゴクゴクゴクゴク!!!」

青年「さあ!ご教示を!」

鉄人「せっかちですね。ではご説明しましょう。」

鉄人「バーベキューにおけるベストポジション。それは調理ポジションで間違いありません」

青年「調理ポジション?」

鉄人「そうです。肉や野菜を焼いたり、焼きそばを作ったりする人です」

青年「なんと!!」

鉄人「ここなら会話に参加できずとも、黙々と食材を焼けばあなたは明確な立ち位置を保持することができます」

鉄人「自ら動かずとも自然と周りから人が近づいてくるでしょう」

鉄人「それだけでなく、黙々と人の為に調理することで印象もよくなるはずです」

青年「なるほど、盲点でした」

鉄人「料理を渡す際に会話のきっかけが生まれることだって珍しくありません。なんなら手伝ってほしい等と適当な言葉で気になる子と一緒に料理するものいいでしょう」

青年「ふ、不埒だ!!こ、この色欲魔!いや、強姦魔め!!!通報に値する!!」

鉄人「そこまで褒められては照れてしまいますね」

青年「まあ最後の話はともかく、あえて料理番に回ることでコミュ障のわたしでも自然に役割を持てるという点は魅力的です。そこは賛同しましょう」

鉄人「ええ、わかって頂けて何よりです」

鉄人「従って、先ほどの方法でグループに参加後は「肉焼きますよ」とか言ってトングを受け取り、しばらく焼肉奉行ポジションへ移行するのがベターということになります」

鉄人「周りからは気が利く人と評価されるうえ、自分の安全地帯も得られる一石二鳥の作戦です」

青年「メモさせていただきます」

3.あとはそれを繰り返すだけ

青年「しかしですよ?そこまで完璧な料理番というポジション。同様にやりたいと考えている人も多いのではないですか?」

青年「もし誰も譲ってくれない。なんてことになれば所詮は絵に描いた餅ということになりますよ!」

鉄人「いや、そんなことないでしょう。料理番というポジションをあなたの様に後生大事に考えている人は少ないと思います」

鉄人「それにだめならば次に移ればいいのですよ」

青年「先ほどの話と同じですか」

青年「おっしゃることはわかりますけどね、その『ダメなら次』とか『とりあえずやってみる』というポジティブ思考!わたしには持てませんよ!!」

鉄人「ポジティブではありません。考えるよりも素早く行動に移す方が結果的に得する場合が多いというだけのことです」

青年「ウダウダ悩んでる暇があるなら動くべき、ということですか?」

鉄人「そう捉えていただいて構いません」

青年「し、しかしそれが軽率な行動につながる可能性もあるでしょう」

鉄人「はい、それはあるでしょう。じっくり考えた方がよい事もたしかにあります」

鉄人「しかし、今回のようなシチュエーションならば、次々と行動を起こす方が有利に働くことが多いでしょう」

青年「・・・本当にそううまく行きますか?」

鉄人「うまく行く必要はないのです。先ほども言ったようにダメなら次。ですよ」

青年「怖い!先生のそのお考えに身をゆだねるのが怖い!」

青年「もしうまく行かなかったら?そう考えるだけで足がすくんでしまうのですよ!」

鉄人「うまく行かなかったら?それはその人たちがあなたに合わなかっただけの話です」

鉄人「世界中の人間と気があう人などいるわけがありません。むしろ気が合う人間なんて一握りです」

青年「そ、そういうものですか・・・」

鉄人「ええ。50人の内、すんなり話せる相手など1割と思っていればいいのです」

鉄人「それはあなただけではありませんよ。皆さんそうなのです」

青年「はっ!?」

鉄人「ほかの皆さんが誰もかれも仲良くやっているとお思いですか?」

青年「そ、そうか!これは傑作だ!!わたしはてっきり自分以外のすべての人々は仲良くやっているものと思い込んでいましたよ!」

鉄人「そんなことはないのです。ほかの人もあなたと同じですよ。もしかしたら全員が内心はあなた以上に緊張しているかもしれません」

青年「ま、まあさすがにそんなことはないでしょうが、同じように悩んでいる人や孤立している人は確かにいるかもしれませんね!」

鉄人「そうです!そしてあなたが他人を見ていないように、他人もまたあなたが孤立していようが、うまく溶け込めなかろうが、気になどしていないのですよ」

青年「わたしは単に過剰に周りの目を気にしすぎていただけなのですね・・・」

鉄人「ええ、あなたの存在自体、路傍の石、いやガムの跡と同程度の価値認識しかありません。ですから安心してダメなら次の精神で進んでください。」

鉄人「目安としては『そのグループに参加して10分以上まともに発言できなければ別に移動すべき』です。そこはあなたのいるべき場所ではありません」

・注意!コアメンバーには近づくな

青年「なんだかわたしにもがんばれそうな気がしてきました」

鉄人「それはなによりです。では最後に、例外として避けるべき危険な集団をご紹介しましょう」

青年「なんですかそれは?穏やかではありませんね」

鉄人「基本的にはグループメンバーは流動的であると言いいましたが、中には強固な結びつきで全くグループの分断が行われないメンバーもいます」

鉄人「こういったグループには近づかない方がいいでしょう。いわば全体のコアであり、他者がそのグループに入ることは難しいのです」

青年「それはどういったグループなのでしょうか?」

鉄人「いわゆるウェーイ系のグループに多い傾向です」

青年「ひいっ!!も、もうその単語だけで十分です!!イメージできました!!」

鉄人「なぜかバーベキューにスピーカーを持参し、BGMを鳴らしたりするグループです」

鉄人「また、よく自撮りをしています」

青年「間違っても近づきませんよ!そのようなグループには!!!」

鉄人「スポット的に他のグループにちょっかいを出すものの、調子に乗って加わろうとすると、メインメンバーは固定されているのでいずれはじかれるでしょう」

青年「ええい!もういいと言ったはずだ!!」

鉄人「無理やりそういったグループに取り込まれようとして、やがてはじかれてしまう人をこう呼びます。キョロ充と」

青年「ぎゃあああ!!!」

鉄人「見分け方としては、あくまで傾向にすぎませんが、序盤からひときわ盛り上がっているグループがあったらコアメンバーの可能性が高いと言えるでしょう」

鉄人「そのようなグループにはいたずらに近づかないことです」

鉄人「ま、あなたには無用なアドバイスだったかもしれませんね」

青年「」

鉄人「おやおや、お気を確かに」

まとめ

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青年「ふう、ようやく落ち着きました」

鉄人「大丈夫でしたか?いささか脅しすぎました。すみません」

青年「まったく!あなたはまるで殺し屋ですね!わ!たしを精神的に殺すおつもりでしょうか!」

鉄人「だれがマインドアサシンですか」

青年「まあ、最後の話は参考程度にとどめておきますよ」

青年「とはいえ、先生のお話、考えさせられることがあったのは事実です」

鉄人「少しは心が晴れましたか?」

青年「・・・少なくとも、次にそのような機会があれば参加してみようかと言う気持ちをもつことができました」

鉄人「それは素晴らしい!私にとってもなによりの喜びです!」

青年「変われるでしょうか?わたしでも?」

鉄人「あなた次第です。・・・が、少なくとも私は信じています。あなたを」

青年「ええ!わたしはきっと変わって見せます!変われますとも!!」

鉄人「ふふふ、いい目です。気が付けばもうこんな時間です。そろそろ私は夕食の買い出しにいかなければなりません」

青年「先生!また、いつの日か道に迷うときがきたら、またお話を聞きに伺ってもいいでしょうか!!」

鉄人「いつでもお待ちしております。(タイムセールが終わってしまいます)そう、友人としてね」

青年「友人!!先生はわたしを友人と言ってくれるのですか!!」

鉄人「ええ、もち(半額シールのお弁当のこってるでしょうか)ろんです」

青年「先生!!!」

ー青年と鉄人は固く握手をかわした。

 そして青年はゆっくりと靴紐を結び、鉄人の家を出た。

青年は大きく息を吸い込むと、少しだけ伸びた髭をなで、確かな声でつぶやいた。

バーベキューはシンプルであり、人生もまた同じである、と。

おしまい